網膜電位計 皮膚電極ERG HE-2000
当院では網膜のERG診断が可能な『網膜電位計 皮膚電極ERG HE-2000』を導入しております。ERGとは網膜電図(Electroretinography)のことを指しています。
この装置では網膜に光の刺激を与えることで、網膜の働きが正常であるかを調べたり通常の視力検査では難しい場合にも活用することができます。
網膜電位計 皮膚電極ERG HE-2000の導入施設について
この検査装置は近畿厚生局による承認が必要なため、まだまだ導入が少ない装置となっています。
HE-2000の特徴
通常の網膜電図検査は、角膜に電極の取付けや点眼麻酔剤、検査後の洗浄、消毒など負担の大きいものでしたが、HE-2000では大変簡単に検査を受けていただくことが可能となっています。
- 1度に両目の検査が可能
- 検査時間の短縮
- 直接目にふれず痛くない
- 角膜障害や手術後等でも使用可能
検査の目的と対象例
- 眼底が透見できない場合(白内障、硝子体混濁 等)
- びまん性の網膜・脈絡膜疾患の判定予測(小口病、糖尿病網膜症、網膜色素変性症、錐体ジストロフィ 等)
- 検査しづらい患者様(乳幼児、老人 等)